「鹿児島県の乳がんと検診についての調査事業報告」完成

乳がんにより亡くなる数は全国で年間1万人を超え、乳がんになる人は年間4万人以上ともいわれ、増加傾向が続いています。乳がんは、早く発見して早く治療することで治る可能性が高くなるがんです。検診を受ける人が多くなることが、乳がんで亡くなる人を少なくする方法です。

そこで、鹿児島県の女性の乳がんに対する意識や乳がんの啓発の状況を把握するため、「鹿児島県共生・協働の地域社会づくり助成事業」による助成を受け、鹿児島市、薩摩川内市、鹿屋市、南さつま市、霧島市、奄美市に居住する2069の女性500人を対象に、乳がんに対する意識や乳がんの啓発の状況についてのアンケートを実施し、この結果を冊子として作成しました。アンケートの質問内容は、乳房健康研究会様のご厚意により、日本の乳がん検診の状況を調査した『乳がん検診は今』調査結果報告書のアンケート内容と同様のものを使わせていただくことで、全国の状況と比較することもできます。

今回の調査結果をこれからの乳がんに対する知識の向上、乳がん検診の受診率の向上、乳がんの啓蒙活動に生かし、今後もこのような調査を継続的に実施したいと考えます。

また、鹿児島の現状を知る貴重なデータは、今後の啓発活動の資料としてはもちろん、行政や医療関係者の方々にも広く活用していただけるものと思います。

必要な方はピンクリボンかごしま事務局へお問い合わせください。

□「平成19年度鹿児島県共生・協働の地域社会づくり助成事業」の助成をうけてNPO法人ピンクリボンかごしまが実施

□調査項目協力:NPO法人 乳房健康研究会

 

<アンケートの結果、冊子の内容の一部>

マンモグラフィ検診を受診している人の割合は35.4%で、40歳台では40パーセントの受診率でした。これまで自治体が公表していた地域の住民検診でのマンモグラフィー受診率は約10%と言われていたのに比べると多くの人が受診していることがわかりました。マンモグラフィ検診の認知については84%と高いことや今後の受診意向は80%を超えていることを考えると、今後増加していく可能性をことが期待できます。

「ピンクリボン」という言葉は、多くの人が聞いたことがあると回答していますが、内容について正確に把握している人はあまり多くないことから、ピンクリボンのイメージだけが先行して必要な情報提供ができていないことが考えられました。今後の適切な情報発信の方法についても検討する必要があると考えています。

 乳がんに関する知識や検診の受診状況については、年代や地域による差もみられました。特に若い世代は乳がんに関する意識が低いようでした。今後、積極的に啓発に取り組んでいく必要があります。また、今回調査を実施した地域は県内の市町村の中でも比較的大きな市でしたが、地域によっても乳がんの知識や乳がん検診の受診状況、啓蒙の状況にばらつきがみられました。

更新日:2008 年 5 月 13 日


NPOピンクリボンかごしま is proudly powered by WordPress